月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也 『奥の細道』冒頭

旅の本質は変化そのものにある。

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舟の上に生涯をうかべ、馬の口をとらえて老をむかふる物は、日々旅にして、旅を栖とす 

 

 一所不住の境界それ自体が、比喩的に不動の「栖」となる。鮮やかな逆説。

 

世界の実相そのものが旅、つまり変化なのだ。

 

 

 

*1:この人生を載せる悠久の天地は、生々流転してとどまるところを知らぬ大いなる旅人だといってよい 尾形仂