難波人葦火焚く屋の煤(す)してあれど己が妻こそ常(とこ)めづらしき 詠み人知らず(巻11・2651)

難波江の薄闇かけて葦火焚く

難波津のうすずみの空蘆火焚く

難波津の空の薄闇蘆火焚く

難波津の沖つ薄闇蘆火焚く

難波江に夜来の雨や蘆を刈る

難波江の夜の底かけて蘆火かな

カステラに挿るる刃の翳白秋忌