かたことの背に隠れゐる御慶かな

一声に綱引の空引き寄せぬ

一斉に綱引の空引き寄せぬ

夏雲や吾子の乗り出す三輪車

白南風の子や海見むと三輪車

腕の子といつしか睡る十三夜

風邪の子のおとぎばなしに眠りけり

泣初のはじめは息を震はせつ

風邪の子のやうやう眠る絵本かな

風邪の子のいつしか眠る絵本かな

ぬひぐるみ抱きて眠る子桜冷

編棒に子の五指現るる暮雪かな