苗札に吾子の大輪描くなり

ぬくもりの牛乳を飲む裸の子

朧夜の灯を残しつつ子と睡る

子の指を砂こぼしくる清和かな

指間より砂こぼしくる清和の子

こぼしくる指間の砂や風五月

指間より子の砂こぼす清和かな

指間より砂こぼしくる日焼の子

泣きべその手をつかみゐるプールかな

名を呼べば諸手挙ぐる子風光る