山法師の實 篠山紀信

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www.city.utsunomiya.tochigi.jp
明日から11月4日まで宇都宮美術館にて、篠山紀信展が開催される。
本日は、レセプションで篠山紀信本人が、コンセプトの説明をしていた。78才とは思えない溌剌とした弁舌だった。
3.11の写真は、「カメラだけをみて」と言って、とったそうだが、心の中に渦巻くものが表情から出ていて、実に味わい深い。絶望はあるが、相反する立ち上がろうとする意志。当人以外に説明できないものをカメラは写し取っている。
紀信さん本人曰く「東北に行くのは怖かった。だが、行くこと自体が大事であって、納得いかなければ写真なぞ撮らなければよい。心が動かなければ撮るまい」と思っていったそうな。

個人的には、大きな作品よりも、構図の妙として、川上未映子を撮影した作品がいい。シノラマとかいう造語もあるようだが、パノラマにして、全体の中心がどこかゆがんだ形になって、その道路を動こうとしている川上未映子の一瞬が、なんとも言えず、気持ち悪く、また、川上未映子という人物自身が気づいていない魅力を映し出しているとおもった。

おすすめである。一番上のジョン&ヨーコは写真撮影可能である。

眠る子を背負ひ高きに登りけり
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眠る吾子背負ひ高きに登りけり


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篠山紀信展 写真力
写真家・篠山紀信(1940-)は、1950年代後半からその活動をスタートさせ、現在に至るまで、時代のトップを走り続けています。
本展は篠山紀信という稀有な写真家が、「写真」というメディアに内在する強力な「写真力」をあらためて世に問う大規模な個展です。
開催期間
平成30年9月16日(日曜日)から平成30年11月4日(日曜日)まで
開催時間
午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
開催地域
北部地区(国本・篠井・富屋・豊郷・御幸・御幸ヶ原)
開催場所
宇都宮美術館
宇都宮市長岡町1077番地)
費用
一般1000円、大学生・高校生800円、中学生・小学生600円
身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその同伴介護者(1名)は無料。
宇都宮市在学または在住の高校生以下は無料。
毎月第3日曜日(9月16日・10月21日)は「家庭の日」です。高校生以下を含むご家族が来館された場合、企画展観覧料が一般・大学生は半額、高校生以下は無料。
11月3日「文化の日」は宇都宮市民は無料。
休館日
毎週月曜日(ただし9月17日、9月24日、10月8日は開館)、9月18日(火曜日)、9月25日(火曜日)、10月9日(火曜日)