2017-02-04 吉宗・眼鏡橋・亀山社中・或る列車・大村・ハウステンボス 写真 俳句 寺町や仔猫右手に頬を掻き 猫の子の右肢頬辺*1撫でにけり 一湾の凪や寄居虫壜越ゆる 一湾の凪ぎて寄居虫壜越ゆる*2 薔薇の芽や皺刻まるる*3修道女 花冷*4の櫓上るや茶碗蒸 花冷や碧き蓋置く茶碗蒸 出島より遊女出で来ぬ木の芽雨*5 葬列や片栗の咲き続く坂 忍び込む仔猫*6亀山社中趾 浦風を孕む風車やチューリップ *1:掻き *2:越えぬ、壜を這ふ、這へり *3:眼の皺深き *4:寒明 *5:柳の芽 *6:恋猫の忍び