写真

春の雪

子の背負ふ一升餅や春の雪

一升餅(試作)

子の背負ふ一升餅や蝶の昼 春や子の一升餅を背負ひ来る 春立つと一升餅を背負ふ吾子

大平 清水寺

水仙 海坂の日の水洗にあつまりぬ 地平より鐘わたり来ぬ水仙花 水仙に真日の高照る久女の忌 葛城に真日の高照る青畝の忌 水仙の野州曇りになだれけり 水仙のなだるる丘やとの曇り 水仙や野に幾筋の煙立つ をちこちに煙立つ野や水仙花 さきがけの蝋梅に日のあ…

那須

競売の札入るる音冴へ返る 凍雲や競売の札入るる音 凍雲や競売の札落つる音 冬深し競売の札入るる音 冬深し競売の札落つる音 しばれるや競売の札落つる音 悴むや競売の札入るる音 悴むや競売の札落つる音 冬晴や競売の札落つる音 霜晨や競売の札落つる音 競…

水仙

地鎮祭

水仙や祝詞とよもす地鎮祭

ペンション

笹鳴や麺麭焼く香立つ丸太小屋 寒梅や麺麭焼く香立つ丸太小屋 綿虫や麺麭焼く香立つ丸太小屋 蠟梅や麺麭焼く香立つ丸太小屋 水仙や麺麭焼く香立つ丸太小屋 室咲や麺麭焼く香立つ丸太小屋 万両や麺麭焼く香立つ丸太小屋

七種粥・七種爪

泣きわめく吾子の手握る薺爪 絵描く子のうしろより摘む薺爪 笑まふ子のうしろより摘む薺爪 ままごとの子の背より摘む薺爪 薺爪ままごとの子の背より摘む 薺爪お絵描きの子の背より摘む お絵描きの子の背より摘む薺爪

ちやんちやんこ

子の叩く諸手の音や笑初子の叩く諸手の音や福笑 子の叩く諸手の音や松の内

冬至粥

熱き言葉あれよ冬至粥煮込む 子にことば増えよ冬至粥煮込む冬至。 母の足つかみ歩く子石蕗咲けり 母の足つかみ歩く子石蕗の花

霞ヶ浦・筑波

霞ヶ浦 筑波山。

わたらせゆうすいち

みづうみに筑波嶺碧し時鳥 遠筑波 渡瀬 筑波。

南座・冨士

月上る琅玕のひま十夜鉦 琅玕を月移りゆく十夜鉦 琅玕の月の奥より十夜鉦 琅玕を月移りゆく十夜かな十夜、蝋八、鉢叩、親鸞忌、空也忌、雪安居 顔見世や妓の簪に役者の名 顔見世や妓の簪に「右近」の名 顔見世や妓の簪に「尾上」の名 雪嶺 など。

鈴虫寺・月読神社・松尾大社

大根焚 手に息を吐きて待つなり大根焚 大根焚眼鏡の玉の曇りけり 舌焼きて舌に転がす大根炊 大根焚湯気の向きみな変はりけり 心耳より火照りてきたり大根焚 子の足をぶらつかせゐる大根焚 子のXの湯気に曇りぬ大根焚 曇りたる眼鏡外しぬ大根焚 息かけて冷ま…

東寺・六波羅密寺・西陣・金閣寺・嵐山

東寺 堂塔に日輪高し冬紅葉かりんのみ 鉦叩 冬紅葉 ふゆのにじ 竹林 空也忌 。 六波羅密寺。 六道の小道に迷ふ空也の忌 西陣。 西陣に灯の美しき雪の夜 金閣寺。 嵐山。 金閣と銀閣つなぐ冬の虹 金閣に日の濃くなりぬ冬紅葉 空也忌の遠き鉦の音聴き眠る竹林…

大風に竹うち騒ぐ義士祭

満月

左から,サン=テグジュペリ,カルロス・ゴーン,Mr.ビーン

笑い場 下野 プレオープン 開雲寺

越前蟹漁解禁

のつぺい汁対岸に灯のともりそむ

妙高・親不知

妙高は雲の中なり秋収 妙高は雲の中なり晩稲刈 親不知子不知千草手向けけり 親不知子不知母子草手向く

砺波

抱き上ぐる子に山茶花明りかな 山茶花や日に向けて吾子抱き上ぐる 秋耕や日の温もりの土にあり 秋耕の鋤き返す土匂ひけり 手に確める土の温もり菜種蒔く 草を引く畝に秋日の濃かりけり 手に馴染む土の温もり大根蒔く 手に砕く土の温もり大豆引く 手に砕く土…

糸魚川 姫川

筋交ひに熱きを渡す囲炉裏かな 峡の湯に日を曳きて散る柳かな 峡の日の杣小屋にある唐辛子 杣小屋に峡の日没りぬ唐辛子 杣小屋に炎立つ峡の日吊し柿 さて 峡の日や笠と干さるる唐辛子

新潟

橋ごとに爽籟抜くる信濃川

福島潟 雁

かりがねや墓に持ちゆく嘘一つ五頭山の影背負ひ来ぬ雁の声 綿菅や鳶の高舞ふ牧の朝 夕照のみづうみに降るかりの声 かりがねや敗訴の報を胸に抱き かりがねや収監の報胸に抱き かりがねや敗訴判決ポケットに かりがねや敗訴判決胸に抱き

白鳥

白鳥は金色の日の湖を統ぶ 大白鳥金色の日に湖を統ぶ 大白鳥金色の日の湖統べぬ 金色の日に白鳥は湖を統ぶ 金色の白鳥湖を統べにけり 白鳥の眠れる湖となりにけり 暁闇の白鳥湖を統べにけり 一羽より列なる 一羽は離れ

安積 虹

山裾に日の降り注ぐ秋の虹 みづうみと嶺睦みをり秋の虹 山裾に日の降り注ぐ晩稲刈 山裾に日の降り注ぐ竹の春 誰を焼く煙棚引く秋の虹の ひとこそ。

影として毛虫這ひけり後の月

牛膝

牛膝己が足跡のみの道