写真

蜩・桜紅葉

雷鳥や雲踏むごとき尾根の上 雷鳥や雲踏むごとき尾根の径

かぶと虫

マリーゴールド・木槿

白日に燃ゆる凌霄鬘かな 日輪に燃ゆる凌霄葛かな 陽光をとどめ凌霄蔓散る 白日をとどめ燃え立つ凌霄花 白日に炎立つ凌霄葛かな 白日の噴き出す凌霄葛かな くちあけて居るのうぜんのほむらかな 老川敏彦

日光駅前

夏野菜

胡桃割眉間に皺を集めけり 西瓜割眉間に皺を集めけり 両手もて先生を引く水着かな 諸手もて先生を引く水着かな 雲影のいくたび過る浮輪の子 玩具屋の前の号泣燕来る 交番の中の号泣燕来る 胎動の聞えるまでの銀河濃し 身籠れる妻に手を貸し蚊帳くぐる 蚊帳く…

トマト

柿干すや

柿干すや妻健やかに身籠りて

茄子の花・馬鈴薯の花・しし唐の花・蝶・蛙

茄子 馬鈴薯 ししとう 蝶 蛙

利かん気の子に訳を聞く氷水 かんしゃくの子に訳を聞く氷水

薄紅葵

「見えぬ眼の子犬の乳呑む立夏かな見えぬ眼の仔犬乳呑む立夏かな」

芍薬

ダリア・日日草・アマリリス・ジャーマンアイリス

花びらを敷き詰め潦乾く 沼尾将之水に味あること春の嵐止み 同上

紫雲英

げんげ野に吾子を転がす日の高さ げんげ野の吾子とでんぐり返しかな

ラナンキュラス・アネモネ・シーラ・石楠花

粽(自家製)

子の頬の柔らかければ粽結ふ

菖蒲挿す

抱き上ぐる吾子に菖蒲を葺かせけり 抱き上ぐる子に葺かせけり軒菖蒲 抱き上ぐる子に葺かせたる菖蒲かな

牡丹・芍薬

小松菜・苺・豌豆・紫キャベツ・ブロッコリー

ほどきゆく初髪に夜の香りあり 解きゆく初髪に夜の香りあり 海峡を帆の渡りゆく雁供養 みづうみをわたる白波初比叡 みづうみをわたる白波余花曇 みづうみをわたる白波幟立つ

兜飾る

正面は日当るところ武者飾 正面は日当るところ武具飾る 正面に真日据へ兜飾りけり 正面に据へる白日武具飾る 白日に間向かふ兜飾りけり 白日を正面に据へ武具飾る 正面の白日に武具飾りけり 白日を正面に武具飾りけり

豆の飯・鴫焼

水芭蕉・躑躅・山吹・ガーベラ

卯の花の咲き散る丘となりにけり、

紫荊・芍薬・アネモネ

紫荊(いや、違うな

燕の巣

注文を取る声高し葱坊主 注文を取る大き声夏近し 高らかに注文を取るみどりの日 大声に注文承くるのどけさよ 声高く注文承くるのどけさよ

爪弾きの弦緩やかや暮の春

花辛夷