写真

満月

左から,サン=テグジュペリ,カルロス・ゴーン,Mr.ビーン

笑い場 下野 プレオープン 開雲寺

越前蟹漁解禁

のつぺい汁対岸に灯のともりそむ

妙高・親不知

妙高は雲の中なり秋収 妙高は雲の中なり晩稲刈 親不知子不知千草手向けけり 親不知子不知母子草手向く

砺波

抱き上ぐる子に山茶花明りかな 山茶花や日に向けて吾子抱き上ぐる 秋耕や日の温もりの土にあり 秋耕の鋤き返す土匂ひけり 手に確める土の温もり菜種蒔く 草を引く畝に秋日の濃かりけり 手に馴染む土の温もり大根蒔く 手に砕く土の温もり大豆引く 手に砕く土…

糸魚川 姫川

筋交ひに熱きを渡す囲炉裏かな 峡の湯に日を曳きて散る柳かな 峡の日の杣小屋にある唐辛子 杣小屋に峡の日没りぬ唐辛子 杣小屋に炎立つ峡の日吊し柿 さて 峡の日や笠と干さるる唐辛子

新潟

橋ごとに爽籟抜くる信濃川

福島潟 雁

かりがねや墓に持ちゆく嘘一つ五頭山の影背負ひ来ぬ雁の声 綿菅や鳶の高舞ふ牧の朝 夕照のみづうみに降るかりの声 かりがねや敗訴の報を胸に抱き かりがねや収監の報胸に抱き かりがねや敗訴判決ポケットに かりがねや敗訴判決胸に抱き

白鳥

白鳥は金色の日の湖を統ぶ 大白鳥金色の日に湖を統ぶ 大白鳥金色の日の湖統べぬ 金色の日に白鳥は湖を統ぶ 金色の白鳥湖を統べにけり 白鳥の眠れる湖となりにけり 暁闇の白鳥湖を統べにけり 一羽より列なる 一羽は離れ

安積 虹

山裾に日の降り注ぐ秋の虹 みづうみと嶺睦みをり秋の虹 山裾に日の降り注ぐ晩稲刈 山裾に日の降り注ぐ竹の春 誰を焼く煙棚引く秋の虹の ひとこそ。

影として毛虫這ひけり後の月

牛膝

牛膝己が足跡のみの道

豆名月

文机に医書積み上げぬ後の月 さはあらじ

十三夜近し

夕月にべつたら市の香の増しぬ

べったら市

べつたら漬積むや行き交ふ声いろいろ べつたら漬積みて夕風誘へり べつたら漬積むや呼び声行き交ふて べつたら漬つむや呼び声昂れる 呼び声の昂るべつたら市かな 呼び声にべつたら市の立ちにけり べつたら市呼び声高く立ちにけり べつたら市人呼ぶ声に立ちに…

浅草寺 菊供養 金竜の舞

供養せし菊が香に立つ袖袂 さ 観音に菊供養せし手の香る よ 金竜を舞ひし法被の菊供養 金竜の銅鑼の音高し菊供養 金竜の銅鑼の音響く菊供養 金竜の銅鑼の音鈍し菊供養 金竜の鱗耀ふ菊供養 金竜の鱗のいろの菊供養 金竜の鱗に触れし菊供養 菊の香の雲水の手や…

紫式部

大地踏みしむ三月十一日 吾子挟み妻と睡りぬ星月夜 一歩づつ大地捉へて耕せり 一歩づつ大地踏みしめ耕せり 抱く子の手を伸ばしもぐ実紫 手折るより匂ふ紫式部の実 手折るより空が香に立つ実紫

虚空へと水打ち師の忌修しけり 白日に心足るまで水を打つ 心足らぬ日は光輪に水を打つ

月見団子

膝元の吾子立ち上がる月見かな 膝元の吾子立ち上がる良夜かな 膝元の吾子立ち上がる居待月 秋蟬の鳴くとふ妻の授乳せる

栗飯・しぎ焼

混ぜ返す湯気立ち上る栗の飯 かき混ぜる湯気立ち昇る栗の飯 真っ直ぐに湯気立ち上る栗の飯 ゆつくりと湯気立ち上る栗の飯 ふつくらと湯気立ち上る栗の飯 ふかふかと湯気立ち上る栗の飯 栗飯をかき混ぜしより湯気立ちぬ 栗飯の混ぜ返すより湯気立ちぬ

金木犀

蒔絵筥

名月や沈金匂ふ蒔絵筥 待宵や小筺にしまふ蒔絵筆 待宵や水櫛しまふ蒔絵筥

山法師の實 篠山紀信

www.city.utsunomiya.tochigi.jp 明日から11月4日まで宇都宮美術館にて、篠山紀信展が開催される。 本日は、レセプションで篠山紀信本人が、コンセプトの説明をしていた。78才とは思えない溌剌とした弁舌だった。 3.11の写真は、「カメラだけをみて…

毬栗の青きを拾ふわが而立

廃墟 イリス 黒磯

稲刈るや光陰は地にたゆたふて

唐辛子

白壁に影を残して唐辛子

岩下の新生姜ミュージアム

秋澄むや吾子に馬鈴薯煮込む音

閨に子を挟みて燈火親しめり 閨に子を挟むや燈火親しめる 燈火親し閨の夫婦の吾子挟み 閨に吾子挟む夫婦の夜長かな 閨に吾子挟む夫婦や星月夜 吾子挟み眠る夫婦や星月夜閨に吾子挟む夫婦やちちろ虫 閨に吾子挟む夫婦や虫すだく 閨に吾子挟む夫婦やつづれさせ

盆東風や篝火ともす散居村