2019-11-04から1日間の記事一覧

冬 俳句歳時記 第五版 植物

冬紅葉 朱よりもはげしき黄あり冬紅葉 井沢正江 歩みゆく明るき方へ冬紅葉 岩田由美 木の葉 木の葉一枚水引っぱって流れをり 和田順子 落葉 湖底まで続く落葉の径のあり 齋藤梅子 朴落葉 下草に日は満ちゆきて朴落葉 須原和男 銀杏落葉 花の如く銀杏落葉を集…

俳句歳時記 第五版 冬 動物

冬の雁 冬の雁くろがねの空残しけり 伊藤通明 冬の鵙 冬鵙のゆるやかに尾をふれるのみ 飯田蛇笏 冬の鶯 叢雲は日を抱き藪は笹子抱く 檜紀代 寒鴉 動かんとするもの圧さへ寒鴉 依田善朗 鷦鷯 水べりの樹間あかるし三十三才 福谷俊子 鴨 日のあたるところがほ…

忌を修す

遺言を高く読み上ぐ一茶の忌 街灯を濡らす冬靄漱石忌 外套を濡らす冬靄漱石忌 冬靄に濡るる外套漱石忌 冬靄に外套濡るる漱石忌

サンタクロース

子に告げぬサンタクロースの言づてを 子に告げなサンタクロースの伝へごと 子に告げむサンタクロースの伝へごと 子に告げぬサンタクロースの伝へ言 言い聞かすサンタクロースの伝へ言 子に告げぬサンタクロースの伝へ言 耳打のサンタクロースの伝へ言 耳打や…

俳句歳時記 冬 第五版 行事

追儺 あをあをと星が炎えたり鬼やらひ 相馬遷子 鬼やらひ夕べ音なく雨が降る 中田剛 父を待ちゐしが小声に鬼やらふ 木内怜子 なやらひの夕べは赤き火を焚きぬ 飯田晴 神の留守 二の節を指輪通らず神の留守 小檜山繁子 湧水の砂噴きやまぬ神の留守 木内怜子 …

鹿濡れて紫の夜に匂ひ立つ 鹿濡れてぬばたまの夜に匂ひ立つ 鹿濡れてむらさきの夜に匂ひ立つ 鹿濡れて夜の紫に匂ひ立つ 鹿濡れて夜の紫に香り立つ 鹿濡れて夜は紫に匂ひ立つ

業平忌

潮匂ふ在五中将業平忌 上潮の在五中将業平忌 上潮や在五中将業平忌