2019-10-12から1日間の記事一覧

相(あふ)坂をうち出でて見れば淡海の海(み)白木綿花(しらゆふはな)に浪たちわたる 詠み人知らず(巻13/3238)

阿佐緖忌の妻の黒髪搔ひ撫でつくちなはのごと指に纏はる 坂よりの湖の白浪蝉丸忌 みづうみに波立ちわたる蝉丸忌 みづうみをわたる白波蝉丸忌 立ち渡る湖の白波蝉丸忌

紫草(むらさき)を草と別く別く伏す鹿の野は異にして心は同じ 詠み人知らず(巻12・3099) 

鹿啼くと野は紫に匂ふなり 鹿のこゑ野のむらさきに匂ふなり 鹿のこゑ紫に野の匂ふなり むらさきに野の匂ふなり夜の鹿 むらさきに野の香り立つ夜の鹿 紫に野の香り立つ夜の鹿 むらさきに野の匂ひ立つ夜の鹿 夜の鹿野の紫に匂ひ立つ 鹿のこゑ野のむらさきに匂…

窓ごしに月押し照りてあしひきの嵐吹く夜は君をしぞ念ふ 詠み人知らず(巻11/2679)

窓ごしに押し照る二十三夜月 みづかげの𨗉き水草紅葉かな みづかげの重き水草紅葉かな みづかげを迅き水草紅葉かな

難波人葦火焚く屋の煤(す)してあれど己が妻こそ常(とこ)めづらしき 詠み人知らず(巻11・2651) 難波江の薄闇かけて葦火焚く 難波津のうすずみの空蘆火焚く 難波津の空の薄闇蘆火焚く 難波津の沖つ薄闇蘆火焚く 難波江に夜来の雨や蘆を刈る 難波江…

山萵苣の白露おもみうらぶるる心を深み吾が恋ひ止まず 柿本人麻呂(巻11/2469) 山萵苣の白露を置く柔らかさ 山萵苣の白露を置く重さかな 山萵苣の露置きてより白きかな/+/ 山萵苣の露置きいよよ白きかな 山萵苣の白露宿す重さかな

卯の花の咲き散る岳ゆほととぎす鳴きてさ渡る君は聞きつや 詠み人知らず(巻10/1976) 卯の花の咲き散る岳ゆほととぎす 卯の花の咲き散る岳やとの曇り 卯の花の咲き散る岳よ御田植 卯の花の咲き散る岳や練供養 卯の花の咲き散る岳よ晶子の忌 卯の花の…

背伸びして口付交す霧笛かな 背伸びして口付交す夜霧かな 接吻を夜霧に交す鏡花の忌 接吻を夜霧に交す夢二の忌 接吻を交す夜霧や夢二の忌 口付を交す夜霧や夢二の忌 口付を夜霧に交す夢二の忌 接吻を夜霧に交す太祇の忌