胸に顔うずめて眠る小夜着の子 雁木より垂るる御幣に佐渡遠し 風邪の子の頭より湯を流しけり 隠れゐし子や雪だるまより出でて
頬よせばほほ寄せ眠る小夜着の子 天瓜粉抱き上ぐる子に一穢なし 手に砕く土の温もり麦を蒔く 手に乾く土の温もり麦を蒔く 妻吹けば吾子吹きたがる葛湯かな 五頭山の影背負ひ降る雁のこゑ 五頭山の影より降れり雁のこゑ
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。