2018-09-22から1日間の記事一覧

永井荷風 断腸亭日乗 

薄暮中洲に往き小星(お歌)の病を問ふ。帰途二更の頃永代橋上に月の昇るを看る、月鳴のかなたに横雲のたな曳渡るさま清親*1の筆の如し s6.7.2 横雲のたな曳き渡る居待月 枯れ蘆の茂り梢まばらなる間の水たまりに、円き月の影杯を浮べたるが如くうつり…

月明に白刃の滝落ちにけり 月仰ぐなり

原色の似合ふ男よ西鶴忌 柿に雲わたる去来の忌なりけり 弓張月吾子に一痕なかりけり 一穢なき吾子のはだへや初紅葉