2018-07-17から1日間の記事一覧

ほうたるの相触るることなかりけり 相触るることなく桜散りにけり 相触れず名残の桜散りにけり

揺り籠の影揺るるのみ余花曇 揺り籠の影揺るるのみ 夕端居 揺り籠の影揺るるのみ夕立あと

千手和子を悼む

櫛一枚青葉の旅の形見とす *1遠山に雲湧きつげり初幟 千人に千の家待つ夕ざくら 林檎煮て玻璃戸曇らす春の雪 光なき月野に上げて西行忌 花冷や常着繕ふ膝の上 眠るまで落葉焚きし香身にまとふ 校倉の影伸びて来ぬ雪蛍 雲ひとつ乗せて二日の富士霞む 動くもの…